前回は Majestouch Minila Air でしたが, 今回は無銘Minilaです.
かなり雑な工作です. 普段からきちんと工作される方は見ないことをおすすめします
必要なもの
- Majestouch Minila(使ったのはUS赤軸)
ベースになるキーボード - ThinkPad USBキーボード(使ったのは0B47190)
トラックポイントモジュールとマウススイッチ部のドナー - USBケーブル(microオス)
ThinkPad USBキーボードに付属しているものでも可. - リューター(使ったのはプロクソンNO.28512-SK)
各加工用. ドリルø30mm程度, 切断砥石. - 釘
トラックポイントの軸. 釘頭が大きすぎないもの. - エポキシ系接着剤
硬度が高めの接着剤ならなんでも. - メンディングテープ
簡単な固定用. - その他ニッパー, ドライバー, はんだこて等
オプション
- お好みのCherryスイッチ
- 銅線
でスイッチの入れ替えや入力信号の調整も可能
手順
- トラックポイントモジュールとマウススイッチ部の取り出し
- トラックポイント取り付け用の穴あけ加工
- マウススイッチ部取り付け用の穴あけ加工
- 内蔵USBハブの延長
- トラックポイントやキートップの加工
- トラックポイントモジュールとマウススイッチ部の取り付け
1. トラックポイントモジュールとマウススイッチ部の取り出し
まず, ドナーであるThinkPad USBキーボードからトラックポイントモジュールを取り出す.
ThinkPad USBキーボードは薄型化のためか, がっつり 粘着テープ止め されているので頑張って引っぺがす
キートップをすべて取っ払ってメンブレンシートを取り出して, マウススイッチだけ生き残るように切り出す.
ちなみにトラックポイント部分は参考リンクにあるような基板とは仕様が変わっていた模様.
2. トラックポイント取り付け用の穴あけ加工
今回は本家のようなGHB間ではなく, HJN間にトラックポイントを設置することとした. MInilaの基板には, ちょうどHJN間に基板固定軸を通すための穴が元から開いており, それを利用する. なお, 基板を支えている鉄板には穴が開いていないので, リューターのドリルを使って開ける. 大体ø30mmも開ければok. 当然だが, 受けケースにある対応する基板固定軸は切り落とす必要がある.
3. マウススイッチ部取り付け用の穴あけ加工
マウススイッチのメンブレンシートを通すための穴を外枠の手前部分に開ける. 内側に補強用(?)の部分があるのでそこも必要に応じて削る. リューターの切断砥石で作業した.
4. 内蔵USBハブの延長
Minilaに内蔵されているUSBハブにThinkPad USBキーボードから取り出したものを繋げるため, 外側に向いているハブを改造する. USB端子の足をニッパで切断, 残りをはんだこてで外す. 用意したUSBケーブルの片側を切って内部のケーブルを出し, はんだづけする.
opt. キースイッチ入れ替えと入力信号の調整
個人的な好みでモディフィアキーは青軸, スペースとエンターはクリア軸へと換装, Fnキー等の入れ替えを行った.
過去にAirで同様のことを行ったので以下参照
5. トラックポイントやキートップの加工
用意した釘を適当な長さに切断し, トラックポイントの軸にする.
キートップはトラックポイントがぶつからないように加工する. この工程だけはリューターよりニッパでザクザクしたほうが楽だった.
6. トラックポイントモジュールとマウススイッチ部の取り付け
ここまでで揃ったトラックポイントモジュールとマウススイッチ部をMinilaに取り付ける. トラックポイントの軸のように強固に固定する必要がある場合はエポキシ系接着剤で, 仮止め程度でいい場合は手軽にメンディングテープで固定した. このうちトラックポイント軸の固定は, 力が加わる割に接着面積がかなり狭く, 材質の関係もあってかうまく固定するのが難しかった. 釘頭を荒らしてエポキシ系接着剤を使ったものの, 強度に不安が残っている.
※雑なのは仕様
完成
やったぜ. キートップは過去記事で紹介した重量化したものに換装してます.
キースイッチ部はうまく固定する方法を模索中. キースイッチだけはメンブレンシートレベルでばらさずに, まとめて切り出したほうが良かったかも?
感想
参考
- PCと遊ぶ日々の記録ーRealforceにトラックポイントを内蔵する
参考というかほぼここのMajestouchバージョン